今年も!!
ビーントゥバーのあのイベントの季節が!!
キターーーーーーー!!!(古)
ばばばーん!!!
昨年に引き続き、行ってきました横浜・赤レンガ倉庫♪
「Tokyo chocolate salon」
昨年は1日開催だったけれど、今年は超パワーアップ!
2日開催になり、さらにカカオ豆からチョコ作りワークショップだけでも4種の豊富さ。
そしてそして…
カカオマニア念願の……
生カカオ、キターーーーーーーー!!!(古)
写真や模型ではおなじみだった生カカオポッド。
大きさは想像より少し小さめ。
触るとひんやり。固い。
かぼちゃみたい(笑)。
これはイベントを主催されているカカオ専門商社の「立花商店」さんが手配されたベトナム産トリニタリオ。
サロン・デュ・ショコラで賞を獲得した良質のもので、ピュラトスさんもここの豆を加工して製菓用クーベルチュールを製造しています。
まさか!日本で生カカオが見られるなんて!感激です!
個人で持って帰ろうとすると検疫に…(´・ω・`)
割るよ割るよ〜〜〜〜!
出るよ出るよ〜〜〜〜!
あのマンゴスチンのような甘酸っぱい味わいと噂の…
カカオの実♡
乳白色、ぬるぬるの手触り。
香りは…花のような、スッキリとした、でも甘そうな…ライチのような香り。
ちうちう。←果肉がほとんどないから吸うしかない
味はライチっぽいスッキリした甘さ。
うん、甘くて美味しい!!!
でもあんまり実がない…(寂)
カカオの実はほとんどが種。
透き通って見える黒いものが種で、噛み砕くと柔らかいけど味はニガニガ。
もちろんチョコの味はしませーーーーん。うわあああん。
発酵してこそ、あの酸味やフルーティな香り、香ばしさが出てくるのだと身を持って体験しました。
お猿さんは実だけを食べて、種をぽいっと捨てていたというけれど、
そのおかげでカカオは現代まで繁殖できたという話が。
実も美味しくなかったら、現世にチョコはないなあ。
いつも話に聞いていた
「カカオの実はマンゴスチンのように甘酸っぱくて、とっても美味しいよ」
が体験できてとっても嬉しかった瞬間でした!
さて!
お楽しみはまだまだあります!
まずは
国内外ビーントゥバーの販売ブースへ。
■今年初出店の東京のXOCOL(ショコル)さん。
(お店サイトは
こちら)
カカオメーーン(笑)
ナチュラルなのに、クスっと(^^)
「XOCOL」さんの特徴は
なんといっても石臼びきのバー&ざらりとした食感。
お砂糖の粒子を残した、まさに原石のようなビーントゥバー。
カカオバターを加えず、シュッとした後味がビーントゥバーの面白さを教えてくれます。
やっぱり気になるタブレット。
珍しい丸コイン形で超薄1.3ミリほどの厚さ。
コロンビア、ベトナム、パプワの3種タブレットのほかに、お砂糖まぶしのカカオニブ、ナッツ・フルーツアレンジのものも。
食べ比べ、めちゃくちゃおもしろかった!
またのちほどレポします♪
■地元横浜のビーントゥバー「バニラビーンズ」
(お店のサイトは
こちら)
楽天通販で大人気の「ショーコラ」を生み出したチョコレート専門店。
サクサクサブレに美味しいチョコのガナッシュ。たまんないです!
でも、まさかビーントゥバーをやっていたとは…!
今年知りました〜〜〜。
当日限定、
カカオ産地別「ショーコラ」が販売されていたのもすごいんですが…
この産地別タブレットの種類たるや!!!
感動ーーーーー!!!!
スタイリッシュで欧風なパッケージ。さすが横浜…
コロンビア、ベトナムなどの今年主流の産地から、おなじみの産地のものまで様々。
コロンビアはハイカカオ55%ミルク〜70%まで3種あって味わいも全然別。
個人的にはグラナダの華やかで贅沢なカカオの香りがとっても好みでした!
赤レンガ倉庫からも徒歩5分ほどのところにお店があり、
おお〜きなコンチングマシーンが店内ガラス張りの工房にたくさん並んでいて驚きました。
■マダガスカルオンリーの楽しさ!
ロベール社の「ショコラマダガスカル」
私が産地別カカオにハマったきっかけは
マダガスカル産のカカオでできたチョコレートに出会ったこと。
赤いベリーのような酸味、華やかな女性のような香りのマダガスカルカカオは
それこそミルクチョコ好きの日本人には最初は受け入れられなかったようですが…
いまや良質なカカオの産地として定番となっています。
そんなマダガスカル産カカオだけを使って、5つの%違いのタブレットが並ぶのが「ショコラマダガスカル」!
カカオ34%、50%、70%、85%、100%。
すべて試食させて頂けたのですが、
同じカカオなのに全然甘さや香りの表現が違うのが本当に面白い!
この中に絶対自分の好みが見つかる…というのもまた興味深かったです。
ちなみに私は甘さと酸味のバランスが絶妙な70%と
マダガスカル産バニラビーンズのツブツブが入った
甘い香りがたまらない、でも甘すぎないカカオ35%(ホワイト)が好みでしたヽ(=´▽`=)ノ
さらにマダガスカル産カカオベースのタブレットに、オレンジピールやナッツを混ぜ込んだタブレットも5種。
これがどれも美味しい!!
カカオニブ入りもベースとの相性よし!
オレンジピール入りはどっちが主役?というほどにピールが入っていて贅沢!
個人的にはコンババ&フルール・ド・セルのクセのある香りにノックアウト!
コンババはコブミカンのことなんだそうですが、とってもフルーティかつ、アジアンな花の香り。
これはウイスキーに合うーー!と思いました。
そういえば今年のサロン・デュ・ショコラに出品していたエスコヤマのスペシャリテにも「コブミカン」が使われていました。
山椒のようなピリッとしたフレーバーがこれから定番になりそうな勢い♪
「ショコラマダガスカル」は都内の雑貨店でも手に入るみたいです♪
■日本発ローチョコレート「ChocoReko」さんで「ルクマ」なるものに出会う。
(お店サイトは
こちら)
こちらは昨年も出店されていたローチョコ専門店の
「ChocoReko(チョコレコ)」さん。
ローチョコレートと普通のチョコの違いは、焙煎(加熱処理)していないカカオ豆を使うところ。
豆そのもののパワーを感じることができます。
もちろん、焙煎してできたバーとの違いも!
ビターのローチョコ…クセになる味わい。忘れられない余韻です。
そんなチョコレコさんブースでは、脱脂粉乳の代用品として
「ルクマ」という果実の粉末を混ぜ込み、ホワイトチョコレートに見立てた板チョコが。
味わいは…ホワイトチョコのようにクリーミー!
ルクマの写真も見せてもらいましたが、まあるい小ぶりの青い果実。南国風。
ビタミン・ミネラル豊富な食材で、ミルクの代用品として料理やお菓子に使われています。
ローフードの世界にはまだまだ私の知らない食材がたくさんあるんだなあと感動しました。
イチゴ味の「ルクマ苺」、
ホワイトキャラメル味の「ルクマキャラメル」、
抹茶味のルクマッ茶(シャレっけたっぷり(笑))…
ホワイトチョコばりにバリエーションを増やせられるからルクマすごい!ルクマ感謝!
だって、乳アレルギーのこどもでも食べられるミルクチョコ、ホワイトチョコができちゃうんだものー!
また、チョコレコさんは手作りのドライフルーツを使ったチョコアイテムもあり、身体にいいものを食べたい!という友人知人へのお土産にしたいものが沢山ありましたよー!
■日本のビーントゥバーの大先輩!「エミリーズチョコレート奥沢」(東京)
(お店のサイトは
こちら)
ビーントゥバー特集の雑誌にも掲載されたことがある、東京の「エミリーズチョコレート奥沢」さんも出店。
使うカカオ豆も自身で厳選、豆にあわせて焙煎時間や温度にもこだわり、しっかりとコンチング(精錬)することでクリーミーでくちどけのよい味わいに仕上がっています。
そんなエミリーズさんのタブレット、とっても美味しい♡
新作が出てないかな〜と見に…
今回は5種類のタブレットが。
中でも赤いパッケージのタブレット「ボリビア産オーガニック(クリオロ/トリニタリオ)」はエミリーズさんのこれまでのラインとうってかわって原始的な食感!
きび砂糖のつぶつぶ食感を少し残して仕上げたそうで、「ざらり」とした余韻がカカオの風味を後惹かせ…
「また食べたーい!!」
ってなっちゃう、スルメタブレットです〜。
そしてエミリーズさんは昨年に引き続き、今年もカカオ豆からチョコ作りワークショップを開講!
店主さんは普段、広告代理店でお勤めされながらチョコ作りをされているんだそうです。
素晴らしいー!!!
その他、フィジーやハワイ産カカオ豆を使ったチョコレートや、京都を中心にお店を展開する「Dari K」さんもブースを出されていました。
試食もいろいろさせて頂き、本当にチョコ三昧♪
いろんなカカオの土地へ旅行に行った気分になれました!
■会場にはカカオがいーっぱい♪
昨年と違って、今年は
「見せるカカオ」ブースがたくさん!
こちらは船便で運ばれる
カカオの麻袋。60キロ〜65キロ入ります。
チョコレートがまだ甘い板チョコになる前の時代。
チョコ発祥の地、中米で使われていた
カカオ磨り潰し道具「メタテ」。
意外と石は…軽い!ほしい!!
昔はこのカカオ粉にとうもろこしや唐辛子を混ぜ、お湯に溶いて飲んでいたそうな〜。
こちらが滑らかなチョコレートづくりに欠かせない魔法の道具!
「コンチングマッシーン」!!!
これは小店舗サイズですが、日本では現在この機械を導入してビーントゥバーを作り、販売されている方がかなり増えてきました。粉砕しペースト状になったカカオ豆を、口どけの良いチョコにするには…
このヒトが必要なんです!
チョコが固まらないよう、一定の温度を保ちながら粒子を細かくしてくれる達人です!
さらにこちらは珈琲関係の機械を製造されている「富士珈機」さんがビーントゥバー用に独自に作りだした
「カカオの皮とばし機」。カカオ豆からチョコを作るとき、カカオの皮を剥く、という作業がありますが…
これが骨が折れる…
一人でやっていると孤独すぎて泣ける…
この魔法の機械があれば!
一人で3〜4時間かかる作業を一瞬でやってのけてくれます(本当)
本気でほしいです〜!
そんな富士珈機さん、こんな
カカオ豆の模型まで作っちゃいました〜!
我が家にもありますが、なななんと!