先日の「カカオ豆からチョコレート講座」で簡単に説明させてもらった「Bean to bar」。





カカオ豆から板チョコを作るという意味で、
メーカーではなく個人の手で、カカオ豆からチョコレートにすることを
現在のチョコ業界ではそう呼んでいます。
全国ではまだ数少ない「Bean to bar」のショップですが…
その中でも、カカオ豆と砂糖だけ!という原材料でBean to barをされているのが、
東京・中目黒にある「PARKING COFFEE×CACAO WORKS」さん。
ほんとはこだわりのある自家焙煎珈琲店の支店…
ですが、中目黒のお店だけは自分でチョコをつくっちゃうBean to barになっていて、
手作りチョコレートのワークショップも行われているみたいです!

そんな「PARKING COFFEE×CACAO WORKS」さんのBean to barは
おしゃれなビン入り。
ブラックのクラフトペーパーに、ミニタブレットが1枚ずつ包まれていてカワイイ!
そしてラベルにカカオ豆の産地や製造日が記載されています。
これは9月に横浜で開催された「Tokyo chocolate salon 2013」で購入した、
ガーナ産カカオのBean to barと、
シエラレオネ産カカオのBean to bar。
シエラレオネ??知らない国…と思いましたが…
アフリカにありました!シエラレオネ。
カカオ輸出国ナンバー1、2のコートジボワール、ガーナのご近所!
「世界で一番貧しい国」と言われるシエラレオネですが、とても良質なカカオがとれる国なんだそうで…
カカオ豆を輸入されている立花商会さんが、
高騰するガーナカカオの代替品という位置づけで
ここ2年ほど現地での品質向上の働きかけを行った結果…
やっと!日本に輸入できるものが完成。
今年始めに初めて日本でシエラレオネ産のチョコが作られたそうです。
気になる新開拓産地のカカオ。
国で言えば2、3軒おとなり…という感じなんですが、
どんな味の違いがあるのか、テイスティング!

(左:シエラレオネ産、右:ガーナ産)
ガーナ産はやっぱり「チョコ〜〜!」というおなじみのカカオ風味。
スタンダードで期待どおりの香りで、口の中に甘さがすばやく伝わってきます!
シエラレオネ産は…
は、花?? どこかで食べたこと有る焼き菓子の香り??
とにかく独特。
酸味、苦味より、香りに特徴があって、最後にカカオ独特の香ばしさがやってくるような。
全然ちがう2種類でした。
「Tokyo chocolate salon」では、「PARKING COFFEE×CACAO WORKS」さんのいろんな産地のBean to barを食べ比べしたのですが、ほんとに味わいは産地別で様々。

でもその中で私もお気に入りのものが見つかりました!
カカオバターをあえて加えず、
ざらりとした食感を残したテイストは、
まさに「カカオを食べてる!」と感じられる板チョコ。
わたしも実は数あるBean to barの中でも
「PARKING COFFEE×CACAO WORKS」さんの板チョコが大好きです。
カカオバターのくちどけより、豆としての味わいがたまらんとです。
チョコを極めたい人に配りたい…そんなオススメBean to bar!
次回は中目黒のお店までいくどー

- 2013.10.03 Thursday
- ショコラトピックス
- 12:58
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- by カッシー