2月に入りましたね〜!
そして今日は節分!
豆もチョココーティングなら口をあけてぶつけられに行きたい私です
さて!
昨日無事、宇多津古街の「うたんぐら」での不定期ショコラ愛好会
「クラデショコラvol.8」が終了しました。
今回も西から東から…ご参加いただき、ありがとうございました。
終始笑顔の絶えないこの会が、私はやっぱり大好き
今回のテーマは
「ショコラ界のトレンド”Bean to bar”を食べて知る」。
「Bean to bar」とは、自分の企業、お店、工房で、カカオ豆(Bean)の焙煎から手がけ、粉砕し、精錬し、板チョコ(bar)に仕上げること。
これまで出来上がった板チョコを加工し、ナッツチョコや生チョコ、ボンボンショコラにしていくのが主流だったチョコレート界ですが、「チョコの美味しさはその前段階にあるのでは?!」と気がついちゃった人がこの「Bean to bar」にハマっていくという現象がおこっているのです。
このブログでも書いてきた「Bean to bar」のことを、
実際にBean to barのタブレットを食べながら知ってもらいたいと企画しました。
わたしがこの1年で出会ったBean to barのタブレットたち(の一部)、整列ーーーー!
日本国内からスイス、コロンビア、ベトナム…
いろんな国の、いろんなカカオ豆と生産者と作り手の思いが
この包み紙の中に入っています。
今回参加してくださったのは8名。男性も2名おります〜フッフ〜。
どんな反応がいただけるのか、非常に楽しみ!!
まずカカオ豆に触れることからスタート。
なかなか手に取ることはない生のカカオ豆。
生ガーナ産カカオと生ベトナム産カカオの香りを嗅いでもらい…
「酸っぱい!!」
「なんか香りがちがう…」
「うーん」
という良い反応をいただき(笑)、
次にローストしたガーナ産カカオ豆とベトナム産カカオ豆を手に取り、
剥いてもらって、試食。
その味の違いを楽しんでもらいました!
「生カカオと香りがぜんぜん違う!!」
「ガーナは香ばしくて…ベトナムはなんだか酸味?苦味?がする!」
表現がもう玄人…すごい!!
では!それがチョコレートになると…という
「Bean to bar」食べ比べタイム!
世界中の巷という巷で、少しずつ増え続けている「Bean to bar」工房。
その中の5つをテイスティングしました。
まずは
コロンビア産カカオからできたタブレットの食べ比べ。
エミリーズチョコレート奥沢「コロンビア産カニョモチョ」
みんな言いづらそうだったこの名前(笑)
なめらかな食感と風味にまず感動!
エスコヤマ「SPIRIT OF CACAO 07 シエラネバダ67%」
ご存知「サロン・ド・ショコラ」で連続受賞中、兵庫県のエスコヤマさんのタブレット。
この秋から本格的に機械を導入してのBean to barが始まります!
カニョモチョとシエラネバダはコロンビアの中でもご近所さんなんだとか。
なのに舌触りや風味が微妙に違う所があって、
同じ産地なのに豆の個性がちがうこと、作り手によって全く違った食感のタブレットになることを体験!
続いてはいろんな国のBean to bar。
カカオワークス(東京)「シエラレオネ」
東京中目黒の自家焙煎コーヒーやさんであり、Bean to barショップ。
このミニタブレット型が「かわいいーーー!」と大好評でした。
ガーナの近くにあるシエラレオネという国は、カカオ産地の中でも新開拓地。
日本ではこの国のチョコがつくられてまだ2年ほどです。
そしてなんといってもカカオワークスさんの食感を知っていただきたくて出してみましたが…ビンゴ!
このざらりとした舌触り、野生的な風味にやられちゃうひと続出でした!
MAROU(ベトナム)「ドンナイ72%」
旅行先のベトナムでカカオ農園を訪れて魅了されちゃったので住んじゃったという
フランス人おふたりのBean to bar「MAROU(マルゥ)」。
数種あるタブレットの中でも、焙煎から手がけたもの「ドンナイ」を。
なめらかで、アジアにこんなカカオがあるんだ!思わされる上品なバランスのとれた味。
これも好評でした!
アケッソンズ「マダガスカルアンボリカピキィプランテーション トリニタリオ75%×フェリペッパー」
写真一番左。シックな黒の箱に入ったおしゃれなBean to bar。
ナレーターとして活躍される参加者さんに読んでもらったけど、
やっぱり言いづらそうだった(笑)
マダガスカルというカカオの有名産地のトリニタリオ種と、
これまたマダガスカルの特産品「胡椒」の中でも希少品種と言われる野生胡椒「フェリペッパー」のマリアージュタブレット。
細かく挽いたブラックペッパーのような風味の胡椒が練りこまれていますが、このバランスが絶妙!
そしてチョコにあう!
このマリアージュにほとんどの人が泣いた…!!うまい!と
という感じで5種のタブレット試食。
みなさんすっごく驚きながら楽しんで頂き、さらにそれぞれお気に入りが見つかったみたいですが、やはりカカオワークスの食感は大人気。
わたしも「これぞBean to bar!」と思うものを、一緒に味わうひとがいて嬉しかったです〜。
続いてはお楽しみ!
ティーコーディネーター鈴木泰代さんのプチ紅茶講座。
クラデショコラではお馴染みとなった紅茶講座。
鈴木さんは私同様、双子を持つママ友でもあります。
うーん、子育てしているとは思えない可憐かつかわいい方
いつもウエルカムティから出してくれる鈴木さん。
この日はクラデショコラが始まる前に
イチゴやりんごをフレッシュなまま入れたフルーツティを。
ガラスのポットをろうそくで温めるこんな茶器があるなんて…
やはり紅茶の世界は深い!そして華やか〜!
フルーツティも暗〜い冬の景色をぱっと春のように明るくさせてくれるものでした!
紅茶講座では
「ロイヤルミルクティ」の淹れ方を。
毎度のことながらレジュメつき、帰宅して入れたくなるほどわかりやすい講座でした〜。
試飲もマサラチャイを用意してくださって、カカオの香りから一転シナモンのスパイシーな香りに。
地元香川・大山牧場の濃厚なノンホモ牛乳をつかったチャイはとっても美味しかったです!
その後、最新ショコラを囲んでの
ティータイム。
辻口博啓さんのナノショコラボンボン、
滋賀県ドゥブルベボレロさんのボンボンアソート、
エスコヤマのカシスのパート・ド・フリュイとジャンドゥーヤが入ったショコラケークと、
万願寺唐辛子×プラリネのタブレット。
ティータイムのお茶はエスコヤマの
「チョコレートにあう紅茶」。
ボンボンショコラにあうように、と販売されていますが、
これがまた美味しい。(鈴木さんにいれてもらったのもあるけど)
カカオニブが入っているので、香りもリンクしてチョコの味わいを邪魔しません〜!
ボンボンはどれを選ぶのかで選ぶ順番じゃんけんも!
チョコをめぐる楽しい時間でした〜!
この日は
読売新聞の記者、近藤さんも取材がてらご参加いただき、
Bean to barのお話を聞いてくださいました。
2月14日の読売新聞「さぬきネット」誌面に掲載されるそうですのでお楽しみに!
「Bean to barってすごい!」
「こんなにいろんなタブレットを一度に食べ比べられて楽しかった!」
「本物のカカオ豆に触れられてびっくり」
などなどみなさんそれぞれに発見のある時間となったようで、よかった!
さあ、次回は何をやろうか?クラデショコラ。
もはやショコラ愛好会というより、ショコラ研究所みたいになってきてますが…
今後もご期待ください!
リクエストがあればコメントもしくはメールでドンドンお知らせくださいね〜!!
かっしーサマの確かな目☆でセレクトされた数々のチョコたちに間違いはありません〜
スパイシーあり、フルーティあり、野性味あり…
エスコヤマも初体験で感激でした。
クラ・デ・ショコラ…ハマります(*^_^*)
チョコと一言で言っても味わいがほんとにイロイロで…
ここからはほんとのチョコ道〜どっぷり一緒に楽しみましょう〜!
次回ショコラ会も新しいものをお出し出来るように勉強してきますね\(^o^)/